アルベルト・フェルナンデス大統領の会見

日本のだらしなすぎる政治、世界中のニュースにげんなりする中、アルゼンチンが素晴らしい。

正式に外出禁止令は12日までに延長されたのですが、昨日のアルベルト・フェルナンデス大統領の会見でのスピーチが良かった!国民と同じ立場で物を考えてくれている。だから、みんなで約束を守ろう、という連帯感みたいなものも生まれているように思う。

政府の初動が早く感染はしっかり抑えられていて、ここはイタリアスペインと同じラテン文化の国にも関わらず、外出禁止令が出て10日経過しても爆発的流行はしておらず亡くなった方々は21人。


数日前に"国民と経済、どちらか選ぶなら国民"とはっきり答えた大統領。そもそもコロナがなくてもどん底からのスタートだったわけで、これから経済がどうなるかはわかりません。でも今日のスピーチの中でこう言っています。


国民の健康を取るか、経済を取るか、という見せかけの難問に惑わされてはいけない。

落ち込んだ経済は持ち直す事が出来るが、失った命は取り戻せない。


(※↑そう、持ち直す…。はい、アルゼンチンらしいというかここは突っ込みどころかもしれませんが笑)


そして・・・コロナともうひとつ別の問題が浮上しています。

アルゼンチンではフェミサイド(DV殺人)でこの外出禁止期間中に、赤ん坊や7歳の女児を含む12人の女性たちがパートナーに殺されて亡くなっています。今日月曜日18時からベランダからデモしましょう、との事です。

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