PROFILE
- 西原 なつき Natsuki Nishihara
バンドネオン演奏家。その独特の音色に、雷に打たれたような衝撃を受け、22歳より楽器を始める。
2014年、短期滞在のつもりでブエノスアイレスを訪れるが、この街のタンゴに魅了されそのまま住み始め在住9年目となる。
現在、ブエノスアイレス中心地に位置する大劇場でのタンゴショー『Tango porteño』専属バンドネオン奏者(ソリスト)として活躍。
アルゼンチンを拠点に、アメリカ・日本でも数々のプロジェクトや録音に参加する他、作編曲も手がけ自身のソロプロジェクトも持つ。
アルゼンチンの文化を日本に発信する活動にも力を注いでおり、Newsweek『World voice』への寄稿、ラジオJ-wave『Jam the planet』への出演など、多方面に活動の幅を広げている。
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岡山県出身。大学在学中にバンドネオンに出会う。卒業後、サイトウ・キネン・フェスティバル松本(現 セイジ・オザワ・松本フェスティバル)事務局スタッフとして1年間勤める傍らバンドネオンを平田耕治氏に学び、単身アルゼンチンへ渡る。その後ネストル・マルコーニ氏の元でバンドネオンを学ぶ。2017年、若手タンゴミュージシャンの登竜門的な位置づけである、ブエノスアイレス市立ユースオーケストラ「オルケスタ・エスクエラ・デ・タンゴ」のバンドネオンオーディションに一位通過で合格。
エスキーナ・オメロマンシ、カフェ・トルトーニ、エル・ケランディをはじめとする数々のタンゲリア(タンゴディナーショー)でバンドネオン・ソリスト代理としての活動を経て、現在『Tango porteño』専属バンドネオン奏者(ソリスト)。
アルゼンチン、アメリカ、日本と国内外の様々なプロジェクト、レコーディングに参加し、タンゴフェスティバルやコンサート、アルゼンチンアカデミー賞授賞記念式典での演奏、また国営テレビ放送、タンゴ専門FMラジオ局"La2x4"生放送への出演など、世界中のタンゴシーンで活躍している。
2017年から始まった、バンドネオンソロ・コンサートシリーズ「バンドネオマニア」にも度々出演し、師であるラミロ・ボエロ氏とのバンドネオンデュオでの共演も好評を博す。
2019年、「国際バンドネオンの日」のコンサートの4人のバンドネオンソリストのうちの一人に抜擢され、オラシオ・ロモ、ニコラス・エンリッチ、エヴァ・ウォルフと並び、南米最大級の文化施設であるキルチネル文化センター(Centro Cultural Kirchner)にてソロ演奏を行う。
また国外でも、2016年にはカナダ・モントリオール国際タンゴフェスティバルにキンテート・シンコエスキーナスのメンバーとして招聘され出演。
2022年4月~6月にはアメリカ4都市を訪れツアーを行い、フィラデルフィア・タンゴフェスティバル、ボストン・LOCAタンゴフェスティバルなどにバンドネオン奏者として参加。各地のミロンガ、インディアナ大学でのレコーディング、また小学校から老人ホームまで様々な場所を訪れてのアウトリーチコンサートなども積極的に行う。
同2022年にはYazmina Raies Trioのメンバーとしてウルグアイツアーを行う。
2019年にはバンドネオンソリスタとして参加したCD、「Arde」 (マリーサ・バスケス)がアルゼンチンのグラミー賞と言える「カルロス・ガルデル賞」にノミネートされている。
現在、Yazmina Raies Trio、Juan Pablo Gallardo Orquestaなど様々なグループに正式メンバーとして参加し積極的に活動する傍ら、自身の編曲作品も度々発表。Guillermo Romero氏に作編曲を師事している。
日本へも定期的に帰国し、その度に日本各地での公演を企画しツアーを行う。
地域おこし協力隊との共同企画等、日本では珍しいバンドネオンの音に少しでも多くの人に触れてほしいという思いで、小さな村を回るコンサートなども行っている。
2015年・東京、岡山、茨城
2016年・大阪、東京、岡山、埼玉、茨城
2018年・岡山、福岡、大阪、兵庫、東京、愛知、茨城
2019年・岡山、東京、仙台、茨城、栃木、奈良
また2021年より日本版Newsweek内”World Voice”にてタンゴやアルゼンチンについての記事を執筆、毎日Twitterでタンゴや街の情報を発信するなど、アルゼンチンから生の情報を届けることにも力を入れている。
♪オンラインレッスン、レッスン通訳、また街歩きや観光地への同行なども可能な範囲で承っています。
詳しくはLESSONページをご覧ください。
Nació en Japón. Es graduada en la Licenciatura de Trompeta de el Toho College of Music a los 22 años.
En 2012 se interesa en el Tango y comienza estudiar bandoneón en Tokio.
Viaja a Buenos Aires en 2014 para estudiar con Néstor Marconi y Ramiro Boero
y en el año 2017 ingresa a la Orquesta Escuela de Tango Emilio Barcarce, dirigida por Víctor Lavallén.
En 2019 participa en el concierto de "Día del bandoneón"
interpretando arreglos propios y ajenos para bandoneón solista en el Centro Cultural Kirchner (CCK).
Actúa en diversas agrupaciones y orquestas de tango en la Ciudad de BsAs y como bandoneón solista en shows de tango como Tango Porteño.
También actúa en otros países, como Montreal international tango festival(2016), Philadelphia tango festival(2022),
LOCA tango festival en boston(2022) y realizó giras en Japón con su grupo(2015-2019).
Adicionalmente trabajó en Newsweek Japan (revista online japonesa) como periodista,
escribe mensualmente artículos sobre cultura argentina para ser un puente entre ambas naciones.
Natsuki Nishihara was born in Japan. She graduated from Toho College of Music at the age of 22 with a Bachelor’s degree in Trumpet.
In 2012, she became interested in Tango and began studying Bandoneón in Tokyo. She traveleed to Buenos Aires in 2014 to study with Néstor Marconi and Ramiro Boero. In 2017, she joined the Orquesta Escuela de Tango Emilio Barcarce, directed by Víctor Lavallén, and had the opportunity to share the stage with maestros like José “Pepe” Colángelo, Nicolás Ledesma, Osvaldo Piro, Roberto Álvarez, Daniel Binelli and Mauricio Marcelli.
In 2019, she participated in the concert “Bandoneon Day,” performing arrangements for solo bandoneon (including some of her own arrangements) at the Kirchner Cultural Center (CCK).
Natsuki performs in several tango groups and orchestras in the city of Buenos Aires, including the Yazmina Raies Trio and Juan Pablo Gallardo Orquesta, among others.
She currently performs as a bandoneon soloist in the tango show, Tango Porteño.