アルゼンチンのベランダから。

全国民への外出禁止令が出て7日目になりました。

近所のスーパー、薬局に買い物に行ったり、犬の散歩、それに関わる仕事や病院には行くことができますが、それ以外は原則家にいるように、という事です。

町と町への行き来も原則出来ません。アルゼンチンの感染者数は25日時点で507人、死者は8人。

元々31日までの予定でしたが、13日までの延長が濃厚です。

街には警官がいて、政令を破る人は拘束されしかるべき措置をされる事になっています。


先日ルームメイトと2人で買い物に出かけると、入店人数制限によりどのスーパーの前も行列。しかも、他人との間隔を1m程度取るという事なので、行列もなんとも不思議な光景。ブラックミラーのような世界。。


そして帰ってきたら家の扉に赤字で手書きの貼り紙が…。"外出禁止を守って!でないと通報します"……😧🤔?わっつ?買い物リスト書いて貼り返そうかと思いましたが、やめました。笑

でもカップルで住んでいる友達に聞くと、なるべくひとりずつで買い物に出るようにしているとの事。。なるほど。


下に動画のリンクを貼っているのですが、ブエノスアイレスでは毎晩21時になるとみんなベランダに出て、拍手を送ります。医療に従事する人たちへ感謝の意味を込めての拍手。毎晩胸が熱くなります。


また、国民に向けた経済支援策も同時に発表されているところです。

モノトリブティスタ:自営業、フリーランスとして登録している人、は毎月国に税金を納めているのですが、(それで健康保険や年金がカバーされるという仕組み)その年収の低いカテゴリーの人たちに4月の支払い免除と10000ペソ=約150ドルの援助が発表されました。また正規雇用でない収入の低い人にも同額援助があるようです。(と理解しましたがもし間違っていたら訂正お願いします)


日本の友達と話していると、”自粛"として宙ぶらりん状態、毎回個人や団体の判断に任され続けてしんどいだろうなぁと。。こちらはばっさりとみんないっぺんに仕事を失って、私の周りには腹を括って創作活動や練習に集中している人が多いです。みんな一緒、という連帯感もあります。私も編曲や採譜、勉強に励んでいます。


あとはFBなどでライブ中継をやっている人も多いので、注目してチェックしてみると面白いかもしれません。

昨晩は歌手Pedro Aznarが自宅スタジオから中継して1時間半くらい歌い続けていて、視聴者数マックス65000人くらいまで登っていました。視聴コメント見ていると、みんな同じ精神状態で一緒に頑張って耐えているのがわかって、泣けてきました。


また、スカイプレッスンも今までやっていなかった人も積極的に取り入れているので、アルゼンチンのミュージシャンにレッスンを受けたい人は今は始めるチャンスかもしれません。(サポートにもなります。必要であれば相談に乗りますので個別メッセージ頂けたらと)


それから、今日のアルゼンチンのLa nación紙に、"日本の成功例:どうして外出禁止令なしで感染拡大を防いでいるのか?"というコラムがお花見写真と共に載っていました。今が大事な時かと思います。どうかどうか、お気をつけてお過ごしください。


コロナ騒動が収束したときに何が出来るか。来年には沢山のアートが花開きそうだなと。今この状況で、ポジティブになれることの一つです。


(ちなみに私は幸い親友と猫と3人暮らしなので、助かっています。おかげさまで元気です。)

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