先週、無事にバンドネオンソロのコンサートが終わりました。
昨年4月からほぼ毎月毎週欠かさず続いている、
若手ナンバーワンの名の高いバンドネオニスタのラウターロ・グレコ氏がオーガナイズする
カフェビニーロでの水曜日のバンドネオンソロコンサートのシリーズ、「バンドネオマニア」
この月の他の日程も素晴らしいバンドネオニスタ揃いで、ここに自分の名前が並ぶことも
なんだか恥ずかしいこそばゆいような、でもとっても光栄なこと。
2度目の今回は、わたしの先生、ラミロ・ボエロとの出演。
今現在タンゴ学校オルケスタで生徒として隣で弾きながら勉強させてもらっている最中です。
ブエノスアイレスに到着してすぐの時習いたいと思って、
”私にバンドネオンを教えてください”というようなスペイン語のフレーズを手帳に書き、
タンゴ学校のリハーサル場所(ここ、カフェビニーロ)にお邪魔して挨拶しそのフレーズを棒読みした
(ら、わかってもらえなかった…笑)ときからもう4年。長いような、短いような。
出演の声を掛けてもらったときは、それはそれは嬉しくて。
実は、一度目の出演のときには、誰か一緒に弾きたい人いる?って打診があったので、
ダメ元でラミロに一緒に出来ないかって聞いてみたのです。
が、うーんと考えた末、ちょっと来月は忙しいし、他の人とやった方がいいと思う。
ってさらりんとお断りされていたのでした。
バンドネオンソロばかりのコンサートはなかなかなく、
ひとつのコンサートの中にあっても準備するのは1,2曲程度。
あたりまえではありますが、かなりマニアックな内容の為、観客のバンドネオン奏者の多いこと・・・
今回は各自6曲のソロと、デュオを2曲演奏しました。
ちなみに私のレパートリーは、2曲が自分のアレンジ、2曲がネストル・マルコーニのアレンジ、
マキシモ・モーリとレオポルド・フェデリコのアレンジが一曲ずつ、というもの。
ラミロは最近発売された彼のバンドネオンソロのCDに収録されている曲の中から。
(ちなみに、タンゴではないのです。ブラジル音楽の編曲・ブラジル音楽に由来する作曲作品。)
せっかくなので、コンサートの様子をお届けします。
動画はアンコールに演奏した先生とのデュオ、L.フェデリコのカウティバンテという曲。
編曲はラミロ、元はバンドネオントリオ用にアレンジされたものらしいです。
実はこの日、朝からずっとタンゴ学校オルケスタのCDレコーディングがあった後のコンサート。
めちゃくちゃ集中力のいるレコーディング、の後の、ソロ(=集中力のいる本番)だったので、
ふたりとも演奏後、1日の達成感が滲み出てます笑。
緊張しながらラミロにレッスンをお願いしにこのカフェビニーロという場所に初めて来たのが4年前。
オーディションに落ちたのも受かったのもここビニーロ。
大事な場所での思い出がまたひとつ増えました。
反省点もありますがやりきったのと良い雰囲気で終えられてホッとしています。
色々伝えたくてカンペも用意しましたが、弾くより喋る方が緊張。
オルケスタのバンドネオンメンバーが前回に引き続き全員揃って見に来てくれた事もとっても嬉しく。
さらに、マエストロ・ラバジェンも聴きに来てくれました。
アレンジも気に入ってもらえて、良かったよ!と言葉を掛けてもらえました。
またこのシリーズに呼んでもらえるように、精進していきたいと思います。
新しいバンドネオンソロのアレンジも始めています。
(余談。動画編集でカットしましたが、
コンサート本編が終わった後のアンコール前にビールを用意してもらっていましたのですが、
演奏終わって立ち上がって、終わった~~~一日やり切った~~~~~!ってハグして、
ふたり同時に足元のビールグラスに手を伸ばし、カンパーイ、ガーっと流し込むように飲む、
という一連の流れがビデオにもしっかりと収められておりました笑。)
ちなみに、この月のバンドネオマニアのフライヤーです↓
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