3/4、アルゼンチンフォルクローレの新しいグループ、Don Olimpio のコンサートへ。
2017年に発表された、"Dueño no tengo" というCDのレコ発コンサート、
昨年から気になってはいたもののなかなか行けずにいて、念願が叶いました。
会場はボカ地区にあるウシナ デル アルテ(治安の悪い場所なので、訪れる際は注意が必要です!)で、
市が主催する無料のコンサート。
コンサートが20時開演、3分遅れで会場に到着し、なんとラスト一枚で残っていた入場整理券をゲット!
大ホールでチケット全部はけることってそんなにないので油断していました…良かった~~
(※ちなみに、アルゼンチンでのライブはだいたい時間通りに始まらず告知の時間の30分後~1時間後に始まるのが普通なのですが、このウシナデルアルテやCCKでのコンサートは現在オンタイムで始まるようになったので注意です。
私はいつもの癖でのんびりしてしまって、1曲目を聴き逃しました。。)
2018年、ブエノスアイレスで聴くひとつめのコンサート。
私はあまりフォルクローレのコンサートはそんなに行かない、弾く事もないのでフォルクローレ素人なのですが、素晴らしかったです。
大興奮!!編成も面白い!
Andres Pilar ピアノ・アレンジ・ディレクション
Nadia Larcher 歌
Juan Pablo Di Leone フルート
Federico Agustin Randazzo クラリネット
Santiago Segret バンドネオン
Juan Manuel Colombo ギター
Leonardo Andersen ギター
Diego Amerise コントラバス
Agustin Lumerman パーカッション
それぞれの曲に違った色があり、フォルクローレのリズムに乗って伝わる様々な感情や風景、奥底からみなぎる生命力のようなものに、終始引き込まれっぱなしでした。
あ、それそれ!っていう自然に手拍子がうまれるトラディショナルもあり、
みんなをひとつにさせるところを押さえているのも素敵。
ディレクションは、音楽院や国立の大学の音楽科などでも教えている素晴らしいピアニスト、アンドレス・ピラー。(挨拶したことがあるけれど、物腰のやわらか~いお兄ちゃんって感じでした)
演奏も、アレンジ、コンサートの構成など全て良かったですが、
ほぼ全編歌い通したこの歌手ナディア・ラルチェル、初めて聴いたのですが、すーっばらしかったです。
(昨年末聴けなかったCCK大ホールで行われたフォルクローレのコンサートでもソリストとして出演していたらしいです。)
拍手鳴り止まず。若い時のメルセデスソーサを彷彿とさせる?!ような歌声!!
もちろん声だけでなく、彼女の音楽がすばらしくて。神秘的で、力強くて。
ずっと歌ってるのに、一曲終わるたび、もっともっと聴きたい、と思いながら聴いていました。
さらに途中ゲストでなんとLuna MontiとMicaela Vitaという2人の女性歌手が登場し、
ダブルアンコールでは歌手3人含む全員で豪華に一曲。
崇拝(勝手に)しているバンドネオニスタ、サンティアゴ・セグレトが作曲した曲も素晴らしかったです。
ちなみに、CDの中身はフルでYouTubeで試聴可能なようですので、ぜひ。
進化し続けるアルゼンチン音楽、今年はチェックしてもっと色々聴きに行こうと思います。
一発目からこんなコンサート、今年は良い年になりそうな気分です。
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